医療従事者コンテンツ
保存版 TCRis実施における確認ポイント
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富山県立中央病院 谷村 悟 先生
今後TCRisを始める先生や現在コンベンショナルTCRを実施されている先生に対して、TCRisを実施する際のポイントをまとめていただいております。
はじめに
生理食塩水を灌流液とするバイポーラ子宮鏡手術は、低Na血症のリスクが少なく電解質溶液加算もとれる手技であり、今後ますます症例が増えていくと思われる。バイポーラは従来のモノポーラと異なる点があり、その特徴について学んでおく必要がある。特に新規に導入したばかり、あるいは症例数が少なく間隔が空いてしまう施設では知識を繰り返しINPUTすることが大切である。本レポートはそのような医師のために、手元に置いておき、TCRisが予定された時、またTCRis使用直前に目を通すことを目的として作成した。
手術を予定する際
<適応>
ガイドラインでは直径3cm以下、突出率50%以上の症例を推奨している。
<術前>
・術前処方
目的
子宮筋腫を小さくする、子宮内膜を薄くする。
処方の実際
GnRHアンタゴニスト
レルゴリクス(レルミナⓇ)の内服
内膜の菲薄化を目的とする場合は手術前の月経開始2-3日目から内服する。
子宮筋腫の縮小を期待する場合は8-12週投与する。
GnRHアゴニスト
リュープロレリン酢酸塩(リュープリンⓇなど)
アゴニスト製剤のため一時的なエストロゲン増加による急な出血に留意する。
効果がでるまで4週間程度要するため、8-16週間、月1回注射する。
ジエノゲスト
子宮筋腫には保険適用がないため、症状のある子宮内膜症合併例、または自費で投与する。
内膜の菲薄化を目的とし手術前の月経開始2-3日目から内服する。
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ポイント
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月経移動にピルは用いない。術前1か月以内のピル処方は血栓リスクのため避ける。
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