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膀胱腫瘍の検査と治療におけるNBI(Narrow Band Imaging)観察の有用性
はじめに
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九州大学 立神 勝則 先生
NBIの原理から膀胱鏡検査時のポイントを含めて、NBIの有用性を解説いただいております。
NBI観察は、消化器内科領域においてがんの早期発見に有用とされており、スクリーニングの手段として確立・普及している。
近年、泌尿器科領域でも、NBI観察による膀胱がんスクリーニングの有用性が国内外で提唱されている。
そこで今回、NBIによる膀胱がん診断に関して学会発表1)および論文発表2)を行っている九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野の立神勝則先生に、泌尿器科領域でのNBI観察の手技と有用性を伺った。
NBI観察で描出される画像の特徴
NBIとは、2種類の特定の帯域に狭められた光がヘモグロビンに強く吸収されることで、血管と組織のコントラストを強調する光学的な画像強調技術である(図1)。
通常光(白色光)とは異なり、波長415nmの青系統の光が粘膜表層の毛細血管を茶色く描出し、波長540nmの緑系統の光が粘膜下組織内部の血管を青緑色に描出する(図2)。そのため、NBIを用いることで、血管と組織のコントラストが明確になる。
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図1 NBIの光の波長。2つの特定の帯域に狭められた光がヘモグロビンによって強く吸収される。
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図2 NBIの光の波長が吸収される組織深度のイメージとモニターでの描出イメージ。
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