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胸腔鏡下左肺S1+2c+3a+4a区域切除

  • 神奈川県立がんセンター 永島 琢也 先生

    POWERSEAL、HICUTA鉗子を用いた胸腔鏡下肺区域切除術の手技解説レポートになります。

はじめに

早期肺癌に対する縮小手術の有効性が示され、区域切除を施行する機会が増えている。しかし、病変の位置や症例ごとの解剖によって手術難易度は大きく異なる。難易度の高い症例においては、事前のthin slice CT、3DCTによる十分な検討、シミュレーションと、そのシミュレーション通りに手術を確実・安全に施行することが重要である。

使用した製品の紹介

  • POWERSEAL

    POWERSEALは2023年11月から国内に登場した、高周波シーリングデバイスである。
    当院でも採用しており、本症例でも使用した。主な特徴は先端が両開きのメリーランド形状、ハンドルはラチェット機能のOn/Offが選択でき、血管シーリングや止血の際は背面の出力ボタンを押し、高周波を出力する。ボタンは親指の側面でも押すことができるよう、背面から両側面に回り込むように配置されている。
    また、先端内面にチタンコーティングを施しており組織が貼り付きにくく、握り込みが軽い。加えてコストパフォーマンスも高く、経済性に優れている。

  • HICURA鉗子

    本症例ではHICURA鉗子(オリンパス)を用いて手術を行った。HICURA鉗子は膜一枚でも把持できる強い把持力を有している。胸腔鏡の鉗子(有効長250mm)としては特徴的な先端形状である、縦溝形鉗子(WA69328S)と横溝型鉗子(WA69326S)のラインアップがある。縦溝形鉗子は先端が細くかつ溝が細かなため繊細な把持操作、横溝型鉗子は先端が鈍なため比較的安全に使用でき、鈍的剥離にも応用できる。

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