医療従事者コンテンツ
TXIがもたらす新時代Imaging ESD
はじめに
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地方独立行政法人長崎市立病院機構 長崎みなとメディカルセンター 岡村 卓真 先生
長崎みなとメディカルセンターの岡村 卓真 先生にESDにおけるTXIとGIF-XZ1200/GIF-EZ1500の有用性や使用のコツについて、臨床動画を交えて解説いただいております。
Imagingを用いたESD next stage
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、その安全性と有効性から広く普及しています。この手法の発展には、スコープのみならず、ナイフや止血鉗子などの周辺機器や局所注入剤の改良が大きく貢献してきました。さらに、近年では治療用のImaging技術としてRed Dichromatic Imaging(RDI)が登場し、止血時の有用性や、切除中の筋層と粘膜下層の境界視認性の向上が報告されており、ESD中の画像処理が注目されています。我々は、観察時の画像強調技術として開発されたTexture and ColorEnhancement Imaging(TXI)に着目し、ESD中の画像強調として活用しています。本稿では、TXIの治療用画像強調としての有用性について解説します。
ESD時に重要視するもの
ESDにおいて重視すべき要素は何でしょうか。画質、アングル、鉗子口径など、それぞれの重要度は医師によって異なるかと思います。私の場合、最も重視しているのは画質で切除ラインを明確に認識することです。しかし、現状では処置用スコープの画質はハイビジョンにとどまり、観察用スコープの画質向上に対して処置用スコープの進化が追いついていない状況です。そのため、鉗子口径やアングルは劣るものの、画質が優れるGIF-XZ1200やGIF-EZ1500を使用して、私はすべてのESD症例を行っています。
GIF-XZ1200では近接場面での拡大機能を用いてピントを合わせながらの処置が可能であり、GIF-EZ1500にはEDOF/Near focus機能が備わっているため、広い焦点距離範囲でピントが合わせやすい特徴があります。そのため、ピントが合わずにぼやけながら切るという事はなくなり、術者のストレスも軽減されます。
鉗子口が小さくても問題ないのかという点については、確かに出血時は吸引力が低いため困難に感じる場面もあります。しかし、後述するTXIを用いたImaging ESDによって血管視認性が向上し、さらに近年の高周波装置やナイフの性能向上により出血自体が減少しており、大きな問題とはなっていません。
アングルについては、ESD中に多用するダウンアングルが弱いと感じるかもしれませんが、これには対処法があります。鉗子口の位置が異なることがポイントです。GIF-H290Tでは6-7時の位置からやや斜め上方向にナイフが出ますが、GIF-XZ1200やGIF-EZ1500では鉗子口が8時に位置し、やや斜め下方向にナイフが出るようになっています。従って、GIF-H290Tでは6時方向に切除部位を持ってきますが、GIF-XZ1200やGIF-EZ1500の場合では病変を6-7時方向に持ってきて、ダウンアングルが足りない分をレフトアングルで補うことが可能です。また、ナイフの角度もやや下向きで出るため、初めからダウンアングルを補う設計が施されています。(図1)
以上のように、確かにデメリットもありますが、それを上回る画質の利点があるため、私はGIF-XZ1200やGIF-EZ1500を使用してESDを行っています。
(図1)
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