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巨大子宮に対する TLHにおける安全な頸部処理

はじめに

  • 手稲渓仁会病院 和田 真一郎 先生

    THUNDERBEAT TypeSとUSG-410を使用したTLHの手術手技ならびに製品の適正使用についてご解説頂いております。

全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)におけるTHUNDERBEATの有効な使い方

  • THUNDERBEATの特徴は、バイポーラによる優れた凝固能力と、超音波による迅速かつ止血効果の高い切開の二つを兼ね備えていることが挙げられます。従って、鉗子の入れ替えが少なく、手術時間の短縮やスムーズな手術運営につながります。THUNDERBEATは組織の切断だけではなく、先端のブレードが細いため、組織の間隙にも容易に入っていき、剥離操作も可能になります。

膀胱子宮間や広間膜腔などの粗な結合織は、超音波を用いてほぼ無血で展開でき、一方、卵巣固有靭帯や基靭帯は、しっかり凝固してから切開することができます。ほぼ、手術の全工程を1本のデバイスで乗り切ることが可能です。ただし、尿管や直腸の近くでは、熱くなったブレードが臓器の損傷につながることがあるので注意しなければなりません。また、ジェネレーター本体のUSG-410と併せて使用することで、リンパ管シーリングが可能となり、さらに出力アルゴリズムの変更によりシーリング時間も短縮されました。これまでも、THUNDERBEATの高い止血力を有用に感じていましたが、シーリング出力時間短縮の性 能向上により、THUNDERBEATが更なる手術時間の短縮とスムーズな手術運営に貢献してくれることを期待しています。

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