「使いやすさ」を加えた各機能が「安心」「安全」な 内視鏡の洗浄消毒をサポートいたします。
特長
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実施者の負担を軽減した消毒液濃度チェック
洗浄槽から消毒液の濃度チェックが可能になり、スペースが限られる場所での濃度チェックの作業性向上に貢献します。
※消毒液濃度チェックポートはOER-5では洗浄槽の右側、OER-6では洗浄槽の左側に設置されています。
見やすくなったパネル位置とデザイン
見づらく操作しにくい位置にあったサブパネルを上部へ配置し、視認性を高めました。また消毒液情報(回数、日数、温度)を常時表示させることで確認が容易になりました。機能選択が簡単になりました。
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メンテナンスの時期を自動的にお知らせします
ひと目で定期メンテナンスの時期が分かる表示機能を搭載。2500回または2年の使用ごとに、フロントパネルの定期メンテナンス表示が自動的に点滅して、点検時期が来たことをお知らせします。
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『報知』表示を採用し軽微な異常現象の識別
軽微な異常現象に対して『報知』という表示を採用し、「c」と「二桁の数字」で不具合内容を表示します。(例 c93:アルコール切れ、c95:洗剤切れ、など)不具合内容に応じた処置を行うことで洗浄消毒工程の継続再開が可能です。
※『報知』の一覧表・対処方法は取扱説明書に沿ってご対応ください。
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洗浄消毒履歴に使用する ID 読込設定の拡充
OER-5では、内視鏡をセットする洗浄消毒開始者ID1と洗浄消毒開始者ID2の2名分を読み込むことができ、さらに内視鏡取り出し者として洗浄消毒終了者IDの1名分を読み込むことができるようになり、より精緻な履歴管理を可能としました。
※OER-6の洗浄消毒開始者IDは1名分のみ読み込み可能です。
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ワンタッチで交換が可能になった水フィルター
OER-5/OER-6ではワンタッチで水フィルターの交換が可能になりました。交換の都度必要であった煩雑な水抜き作業やエア抜き作業が装置によりオートメーション化されました。
水フィルターの交換頻度が低減
水フィルターの交換頻度が 1 ヶ月から 2 ヶ月に変更となりました。
※ガスフィルター / エアフィルターは従来通り 1 ヶ月交換になります。
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優れた消毒性をもつ“過酢酸”を用いた短時間の洗浄消毒工程を提供
OER-5/OER-6で用いる消毒液は“過酢酸”。一般細菌、抗酸菌、ウイルスなどを5分で消毒でき、芽胞を10分で殺滅できる化学的滅菌剤です。この”過酢酸”を用い、OER-5は17分、OER-6は16分という短時間で洗浄消毒工程が完了します。
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内視鏡のセット性向上を目的に改良された洗浄槽
2本処理のOER-5は洗浄槽の設計を変更し、縦に重ねてのセットが可能になりました。これにより内視鏡をセットする際の煩わしさが軽減され、迅速な洗浄消毒をサポートします。
消毒液の使用量は今まで通り
OER-5は、洗浄に最適な深さにデザインされており、洗浄槽の容積は従来製品(OER-3)と変わりません。そのため、消毒液の使用量も変わらず、従来同様のランニングコストでご使用いただけます。
ポータブルメモリーポートを搭載し、出力したデータを専用ソフト”EndoTrace”で閲覧可能
ポータブルメモリーポートを搭載し、洗浄消毒の履歴管理データの出力が可能になりました。ポータブルメモリーで取り出したデータを専用ソフト「EndoTrace」を用いて院内PCでの履歴管理が可能です。
セットアップがより簡便になったカセットボトル調合機構
カセットボトルの調合機構を改善し、従来よりも簡便な交換をサポートします。
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「超音波洗浄」と「アルカリ洗剤」の併用による、 ハイレベルな洗浄力
「過酢酸」の優れた消毒力を最大限に引き出すために、内視鏡表面に付着した微細な汚れをきれいに落とす「超音波洗浄」を採用。短時間で汚れを分解する「アルカリ洗剤」との相乗効果で、ハイレベルな洗浄力を発揮します。