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POWERSEAL™・SONICBEAT™を用いたロボット支援大腸癌手術

  • 京都大学医学部附属病院 消化管外科 板谷喜朗先生
  • 京都大学医学部附属病院 消化管外科
    板谷 喜朗 先生

    略歴 
    京都大学大学院医学研究科消化管外科/京都大学医学部附属病院医療器材部 講師
    2004年京都大学医学部卒業。倉敷中央病院・がん研有明病院。京都大学医学研究科大学院博士課程修了後、3年間 University of California, San Diego, Moores Cancer Centerで勤務。2017年より京都大学医学研究科消化管外科、2025年より京都大学医学部附属病院医療器材部を兼任。日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医・ロボット支援手術プロクター(大腸)。

    #VISERA ELITE III

1Expertの視点

今後の大腸癌手術の展望について

2018年のロボット支援直腸切除、2022年のロボット支援結腸癌手術の保険収載以降、大腸癌に対するロボット支援手術の割合が増加している(厚生労働省NDBオープンデータ)。中国から発表されたREAL trial(Feng et al. JAMA 2025)や京大関連KCRG16施設(Mizuno et al. Surg Endosc 2025, Kyoto ColoRectal surgery Group)からは中下部直腸癌における、腹腔鏡と比較したロボット支援手術の中・長期的な腫瘍学的優位性が示され、今後ますますロボット支援大腸癌手術が増加すると予想される。一方で大腸癌手術に限らずロボット支援手術では腹腔鏡と比較し手術コストが増大になることが本邦で示された(Sakai et al. Asian J Endosc Surg 2025)。また、外保連試案では手術時間が人件費としてのコストであるとする概念も導入され、多くの臨床試験でロボット支援手術の手術時間延長が示される中、手術時間とコストに見合ったロボット支援手術をいかに導入するかは喫緊の課題である。
当科では、上記の背景を踏まえて、現在のところロボット助手を腹腔鏡術者として積極的に活用したロボット支援大腸癌手術を行っている(RoboLap, Yamamoto et al. Colorectal Dis 2025など)。腹腔鏡用エネルギーデバイスであるオリンパス社のPOWERSEALハンドピースやSONICBEATシザーズを用いたロボット支援大腸癌手術の手術手技を提示する。

医療経済性について

当院では、オリンパス社の外科用鏡視下手術内視鏡システムをVPP™(Value Per Procedure)という保守付きリースを使って導入している。そのVPPにはVOP(VPP Option Plan)というオプション契約もあり、1年間で使用したエネルギーデバイスの数量に応じて、VPPリース額が値引きされる。
また、POWERSEALハンドピースとSONICBEATシザーズを対象としたVOP契約も締結しており、各症例に応じたエネルギーデバイスの使い分けに取り組んだ結果、“質の高い手術の提供”を継続しながら、施設課題である“消耗品コスト削減”を両立できると考えている。

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