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直腸癌手術におけるYellow Enhanceモード(YE)の活用

  • 国立がん研究センター中央病院 大腸外科 塚本 俊輔 先生
  • 国立がん研究センター中央病院 大腸外科
    塚本 俊輔 先生

    直腸癌手術におけるYEモードの活用について、具体的な使用方法や操作時のTipsを含めてご解説いただいております。

    #VISERA ELITE III

直腸癌の手術手技

 直腸癌手術において中心となる手技はTotal Mesorectal Excision(TME)である。直腸間膜に切り込むと、間膜内に存在する腫瘍細胞が散布されてしまい再発の原因となる。そのため、直腸間膜脂肪を直腸固有筋膜に包まれた状態で切除する必要がある。また、直腸間膜の外側には自律神経が密着しており、術中に切り込んでしまうと術後の排尿・性機能障害の原因となる。そのため、直腸固有筋膜と自律神経を包む膜の間を正確に剥離することが求められる。
 進行下部直腸癌の局所再発を抑制するために日本では側方リンパ節郭清が行われているが、最近では世界的にも徐々にではあるが行う施設が増えつつある。骨盤壁側の構造は複雑であり、側方リンパ節郭清を行うためには外科解剖を熟知する必要がある。また、郭清するべき組織と残すべき組織を見極めて組織を切開することも重要である。

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