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ICG蛍光イメージングを用いた胸腔鏡下肺区域切除術
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がん研有明病院 文 敏景 先生
VISERA ELITE IIIを用いた胸腔鏡下肺区域切除術のケースレポートです。
はじめに
早期肺癌に対する標準術式とされてきた肺葉切除と縮小手術(区域切除、部分切除術)のランダム化比較試験が検討されてきた。画像的浸潤がん(consolidation to tumor ratio; CTR>0.5)に対する区域切除術の肺葉切除に対する非劣勢を検討しJCOG0802/WJOG4607L試験では5年生存率において区域切除実施群の優劣性が証明された1。今後、肺癌に対する区域切除の適応が増加することが予想されるが、区域切除群の局所再発率が高かく、術後肺合併症が効率であったことから局所再発を回避するための適切な手術適応と確実な手術操作が求められる。
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本レポートの臨床動画は、こちらからご覧いただけます。
1IR 観察システム(VISERA ELITE Ⅲ)の特徴
ICG(indocyanine green)を用いた蛍光イメージングは肺区域切除において血流を応用した区域間の同定に有用であることが報告されて以降、実臨床で広く普及する方法となっている2,3。最新のIR(infrared;赤外線)観察システムであるVISERA ELITE Ⅲは、既存のVISERA ELITEシリーズと比較して様々な機能が追加された。胸腔鏡下手術を安全に行うためには、解剖や剥離層の把握が重要であり良好な白色光画像が求められる。VISERA ELITE Ⅲはフルハイビジョンの約4倍の画素数である4K映像を実現している。明るく高精細な白色光4K映像により微細な解剖を認識しながら手術を行うことができる。また、自動でフォーカスを取得するContinuous Auto Focus (C-AF)機能と被写界深度を深くするExtended Depth of Field(EDOF)機能を有しており、カメラ助手の手を煩わせることなく自動でピント調整が行われる。IR蛍光画像がフルカラーであり、用途に合わせた3つのIR観察モード(白色重畳IR、IR+マゼンタ、IR単独)を搭載している。特にICG蛍光を用いた肺区域切除の実践においては、白色重畳IR観察モードを選択することで背景の明るさを落とすことなく手術を継続することができる。また、VISERA ELITE ⅢではIRゲインコントロールが可能である点や3D対応であることも特徴である。
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