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高周波電源装置ESG-150の試用経験

はじめに

  • 日本赤十字社姫路赤十字病院 堀 伸一郎 先生

    高周波電源装置ESG-150の使用経験をご執筆いただきました。本製品のベネフィットや各モードの解説、基本的な設定情報について当社高周波ナイフ「DualKnifeJ」を用いたESDの実際をご提示いただいております。

 内視鏡治療において、高周波焼却電源装置(以下ESU)は必要不可欠なデバイスの一つであり、内視鏡的止血術、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(以下ESD)などに広く使用されている。
 オリンパス株式会社のESUであるESG-150とESDデバイスであるDualKnife J をESD時に試用する機会を得たのでその経験を報告する。
 ESG-150の特徴は、1. コンパクトな設定であること。 2. 術者のニーズやレベルに応じた2つのモードを搭載しており、消化器内視鏡治療に特化している。以下のその特徴を述べる。

  • 1. コンパクトな設計

     本体寸法は、幅295×高さ115×奥行き400mmであり、フットスイッチを除いた質量は6.6Kgである。医療機関で汎用されている架台(図1)に搭載して使用することが可能である。スペースがあれば内視鏡トロリーにも搭載可能である。

    2. 術者のニーズに応じた2つのモードを搭載している

     ESG-150は、消化器内視鏡治療に特化したESUであり、Basic ModeとAdvance Modeを搭載している。いずれのモードでもモノポーラ、バイポーラでの出力が可能である。本項ではモノポーラ出力に関して述べる。
     Basic Modeで調整可能なパラメーターは、切開では、PulseCut Fast、PulseCut Slow、PureCutの切り替えと各々の設定におけるeffectの変更である。凝固では、ForcedCoag SoftCoagの切り替えと、effect の変更である。Basic Modeでは、選んだeffect により出力が自動的に決定され、ユーザーによる出力の変更はできない。
     Advance Modeでは、Basic Modeで設定可能な切開、凝固モードの変更、effect の変更に加え、出力レベルも自由に設定が可能である。いずれのモードでもeffect や切開や凝固の切り替えなどは、本体タッチパネルを用いておこなう。術者が頻用するモードの設定は、記憶可能である。
     切開波はフットスイッチの黄色(左側)を、凝固波は青色(右側)を踏むことで出力される。一方上位機種であるESG-300で使用可能なワイヤレスフットスイッチや、フットスイッチを用いて凝固波(ForcedCoagとSoftCoag)を切り替えることはできない。

  • 図1

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