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VISERA ELITEⅢとTHUNDERBEATを用いたリアルタイムICG蛍光ナビゲーション腹腔鏡下肝外側区域切除
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高知大学 瀬尾 智 先生
THUNDERBEAT TypeSと手術用鉗子HICURAを使用した腹腔鏡下膵体尾部切除の手術手技ならびに製品の適正使用についてご解説頂いております。
はじめに
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近年の腹腔鏡下肝切除において、術前シミュレーションと術中ナビゲーションは必須となっている。ICG蛍光法を用いた肝区域および肝腫瘍の可視化は、触覚の無い腹腔鏡下手術においてリアルタイムナビゲーションを可能とし、令和2年度診療報酬改定で適応術式に肝切除術も追加されたことにより標準的な手技としての地位を確立しつつある。VISERA ELITE Ⅲは、4K/3D/IR観察の機能が1つのシステムに統合されているだけでなく、Continuous Auto Focusによりフォーカスフリーな観察が可能となり、術者もスコピストもストレスフリーな手術が可能であった。また、THUNDERBEATは層の剥離、止血、血管シーリングなど様々な操作が1本で完結するだけでなく、高い把持力がクランプクラッシュ法に適していると考えている。VISERA ELITE ⅢとTHUNDERBEATを駆使することで完遂した精緻な腹腔鏡下肝外側区域切除を解説する。
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症例解説
①トロッカー留置
体位は仰臥位・開脚とし、スコピストは脚間としている。臍部に3.5cmの切開を加えてカメラポートと5mmポートを穿刺したEZアクセスを装着し、腫瘍の位置や体型に応じて他のポート位置を決定している。
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② 腫瘍観察
大腸癌診療ガイドライン2024年版において、肝転移に対する肝切除は部分(非系統的)切除を基本とする記載に改訂された。肝部分切除では切除マージンの確保が重要であるが、ICG蛍光法で腫瘍周囲は蛍光発光するため、蛍光発光を露出せずに肝離断を行うことで切除マージンが確保である。本症例では腫瘍による胆汁うっ滞を反映して区域性に蛍光発光を認めている(図1)。
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図1
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