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EndoBRAIN-EYEを活用した大腸内視鏡検査 -良質な観察によるADR向上への期待-

  • 医療法人社団 泉胃腸科医院 泉 大輔 先生 / 泉 明夫 先生

    病変検出をサポートするEndoBRAIN-EYEの使用経験をご執筆いただきました。
    実際の臨床現場において精度の向上が期待される点も含めて、検出した画像などを用いて詳細な解説をいただきました。また、EndoBRIAN-EYEの導入によりADRの向上、また、集患に対する期待についてご紹介を頂きました。

はじめに

  • 医療法人社団 泉胃腸科医院 
    泉 大輔 先生

 日本の大腸癌においては罹患者数・死亡者数共に上昇傾向である。これらを抑制するには大腸内視鏡検査の受診率を増加させることが必要であるが、検査時の病変見逃しを減少させることも重要となる。EndoBRAIN-EYEは2020年8月にオリンパス株式会社より発売となった大腸内視鏡検査中にリアルタイムで病変を検出し警告を発することで、術者の病変拾い上げ診断をサポートするAI である。2021年5月にアップグレードされ、病変検出時に位置を矩形で表示されるようになるとともに特異度が向上しより高精度な診断支援が可能となった。使用経験を踏まえ特徴・使用方法・有用性を報告する。

当院での使用経験

 CF-EZ1500DI・CF-HQ290I+EndoBRAIN-EYE(AI群)を2022年1月19日から2月28日までに通常大腸内視鏡検査135例に使用した。同スコープ(非AI 群)を用いて2021年12月1日から2022年1月18日までに行った通常大腸内視鏡検査134例とAI 群を後ろ向きに検討し、観察時間と腺腫性ポリープ発見率(以下ADR)で比較した。非AI 群の内訳は男性75例、女性59名、平均年齢65.4歳であった。AI 群は男性74名、女性61名、平均年齢60.7歳であり、患者背景に大きな差は認めなかった。観察時間は生検・ポリープ切除を行わなかった非AI 群53例、AI 群42例を測定し、非AI 群7.77分、AI 群8.23分であり、AI 群で観察時間が長い傾向となった。ADRは非AI 群で55.2%、AI群では59.1%(p=0.31)であった。

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