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EVIS X1とGIF-1200Nを用いた咽頭・食道スクリーニング

はじめに

  • 神戸市立医療センター中央市民病院 消化器内科 細谷 和也 先生

    咽頭・食道癌におけるスクリーニングでの「EVIS X1」およびGIF-1200Nの有用性についてご報告をいただいております。NBIやEVIS X1に搭載されたBAI-MACやTXIの有用性についても言及をいただいております。

EVIS X1とGIF-1200N

EVIS X1は2020年7月に国内発売となった新世代の内視鏡システムである。EVIS X1に用いられるCV-1500は光源とプロセッサーが一体化され、従来機よりコンパクトかつ軽量化されている。CV-1500はViolet、Blue、Green、Amber、Red、あわせて5つのLEDを採用している。5つのLEDを使用することでランプ寿命の延長や色再現性の向上を実現している。またCV-290からノイズリダクション処理に改良が加えられている。CV-1500は同時式、面順次式、両方に対応しており、同時式の1500シリーズスコープ、面順次式の1200シリーズスコープ、290シリーズスコープが接続可能である。
EVIS X1はTXI(TeXture and color enhancement Imaging)、RDI(Red Dichromatic Imaging)、EDOF(Extended Depth Field)といった独自のテクノロジーを搭載している。TXI は明るさ、構造、色彩の3つの要素を強調する、白色光観察ベースの画像強調観察モードである。白色光に比べ、わずかな色調変化や凹凸が強調され、病変の視認性向上が期待される。従来からの画像強調技術であるnarrow band imaging(NBI)も使用可能であり、明るくなった光源により、明瞭な観察が可能となっている。
EVIS X1に先立ってCMOSイメージセンサーによる低ノイズハイビジョンを実現したGIF-1200Nが2020年3月に発売された。光学系の改良と高精度のレンズ組み立て技術により、明るく、微細な模様や血管を観察することが可能になった。先端部外径は5.4mm、軟性部外径は5.8mmで、GIF-XP290N、GIF-XP260NSと同等だが、ハイビジョン画質を実現している。1200シリーズのスコープは面順次式対応のため、従来のEVIS LUCERA ELITEシリーズにも接続可能である。
GIF-1200NとEVIS X1を組み合わせることで、極細径スコープにおいても、より高解像で精細な画像評価が可能となり、極細径スコープによる内視鏡診療は新たな時代に突入した。

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