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大腸内視鏡検査の精度向上と見逃し率低減へのアプローチ -ENDOCUFF VISIONへの期待-

はじめに

  • 昭和医科大学横浜市北部病院 三澤 将史 先生

    ENDOCUFF VISIONを用いた大腸内視鏡検査における、精度向上と見逃し率低減へのアプローチについて、概要から具体的な使用シーン、EndoBRAIN-EYEなど他のモダリティとの併用例まで、臨床動画を交えて解説いただいております。

1ENDOCUFF VISIONとは

  • ENDOCUFF VISION(ECV)は第一世代のENDOCUFFから改良された第二世代製品で、英国Arc Medical Design社によって開発され、今年(2025年)よりオリンパス社が日本での製品展開を開始した。ECVは一般的な大腸内視鏡の先端に装着可能な先端アタッチメントで、ポリマー製のアームを備えている。これらの突起は大腸内視鏡の挿入時には内視鏡に向かって折りたたまれ、抜去時には展開して大腸ひだを押さえることにより、通常では死角となりやすいひだ裏の粘膜露出を期待できるデバイスである。現在の大腸内視鏡検査では、標準的な検査においても約1/4の腺腫が見逃されるという課題がある。この「見逃し」はpost colonoscopy colorectal cancer発生の要因ともされる。さらには腺腫検出率(ADR)は大腸内視鏡検査の品質指標として確立されており、ADRが高いほど大腸がんのリスクが低減することが知られている。

ECVはこれらの課題に対して、機械的な粘膜露出の強化というアプローチで対応する。ひだの裏側や屈曲部など、従来では死角になりやすい領域の視認性を向上させることにより、内視鏡のクオリティ向上に貢献することが期待されている。

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